カメラのバッテリー、長期保管で劣化する?使えなくなる原因と対策
1. はじめに
「久しぶりにカメラを使おうと思ったら、バッテリーが充電できない!」
こういう経験、ありませんか?実は、バッテリーは使わなくても劣化するんです。
特に、長期間放置したバッテリーは要注意。この記事では、カメラのバッテリーが劣化する原因と長持ちさせる方法を解説します!
2. カメラのバッテリー、長期間放置するとどうなる?
(1) 自己放電による過放電
バッテリーは使わなくても自然に放電します。
特に、リチウムイオンバッテリーは過放電すると電圧が下がりすぎて充電できなくなることがあります。
影響を受けやすいバッテリー
- リチウムイオン(Li-ion)バッテリー → ミラーレス・デジタル一眼などで採用
- ニッケル水素(Ni-MH)バッテリー → 一部のコンパクトデジカメや外付けストロボ
(2) 化学変化による劣化
バッテリー内部の電解液や電極が長期間の放置で劣化すると、容量が減少し、最悪の場合完全に使えなくなることもあります。
特に、高温多湿の環境で保管すると劣化が加速します。
(3) 保護回路が働いて充電できなくなる
最近のバッテリーには過放電防止の保護回路が搭載されています。
バッテリーの電圧が一定以下になると、安全のために充電を受け付けなくなる設計になっています。
長期間放置してバッテリーが使えなくなる流れ
- 自然放電で電圧が下がる
- 過放電状態になり、保護回路が作動
- 充電できなくなる(充電器にセットしても反応なし)
3. バッテリーを長持ちさせるための保管方法
(1) 適度に充電して保管
40~60%の充電状態が理想。
満充電や完全放電のまま放置すると、バッテリーの寿命が縮みます。
(2) 冷暗所で保管
- 高温多湿を避ける(25℃以下が理想)
- 直射日光の当たる場所や車内はNG(熱で劣化が加速)
(3) 半年に1回は充電する
完全放電を避けるために、半年に1回は充電
「ずっと使っていなかったけど、また使いたい」という場合は、一度充電してみると復活する可能性があります。
4. バッテリーが使えなくなった時の対処法
(1) 充電器を変えてみる
- 純正の充電器を使う
- 違うバッテリーが充電できるか確認(充電器の故障かバッテリーの問題かを切り分ける)
(2) 専用のリフレッシュ機能付き充電器を試す
一部のバッテリーは、リフレッシュ機能付きの充電器で過放電状態から復活することがあります。
(3) 新品バッテリーに交換
長期間放置して完全にダメになったバッテリーは、復活が難しいことも。
その場合は、新品のバッテリーを購入するのがベストです。
5. まとめ
- バッテリーは長期間放置すると自己放電し、過放電で使えなくなる
- リチウムイオンバッテリーは特に過放電に弱い
- 適切な充電状態(40~60%)で冷暗所に保管すると長持ちする
- 半年に1回は充電するのがベスト
- 復活しない場合はリフレッシュ充電器を試す or 新品に交換
6. おわりに
「久しぶりにカメラを使いたいのに、バッテリーがダメになってた…」という事態を防ぐために、
定期的に充電して保管するのが大事です。
カメラを使わない期間が長くなるときは、バッテリーの管理も忘れずに!
カメラを長く楽しむために、バッテリーのメンテナンスをしっかりしておきましょう!