【初心者向け】RFとRF-Sレンズの違いとは?Canonユーザーが知っておきたいポイントまとめ
「Canonのカメラを買おうと思って調べてみたら、“RF”と“RF-S”って2種類あるんだけど、これって何が違うの?」
…って思ったことないですか?
私も最初、すごく混乱しました。「同じカメラ用のレンズなのに、なんで分かれてるの?」って。
でも、これ知ってるかどうかで、レンズ選びを失敗するかどうかが決まるんですよ。
RFとRF-Sレンズの違いは、センサーサイズ!
ざっくり言うとこんな感じです:
- RFレンズ → フルサイズ用
- RF-Sレンズ → APS-C用
そう、実はこの違い、カメラ本体のセンサーサイズに合わせた設計の違いなんです。
RFレンズの特徴(フルサイズ対応)
Canonの「EOS R」「R5」「R6」など、フルサイズセンサーを搭載したミラーレス一眼に向けて作られたのがRFレンズ。
- 大口径で高画質なモデルが多い
- プロ向けのラインナップも豊富
- 値段は高めだけど、描写力は抜群
APS-Cの機種(R50やR10など)にも装着できますが、画角が1.6倍にクロップされるので注意。
RF-Sレンズの特徴(APS-C対応)
「EOS R50」「EOS R10」「EOS R7」など、APS-Cセンサーを積んだミラーレス向けに作られたのがRF-Sレンズ。
- 軽くてコンパクト
- 価格も手頃
- 入門者やサブ機にぴったり
ただし、これをフルサイズ機に付けると、自動でクロップモードになってしまい、センサーの一部しか使えません。つまり、画質も落ちるし、画素数も減るというデメリットがあります。
どっちを選べばいいの?
これは使ってる(または買う予定の)カメラ次第です。
- EOS R50 / R10 / R7などAPS-C機なら → RF-SレンズでOK!
- EOS R / R5 / R6などフルサイズ機なら → RFレンズ一択!
もし今はAPS-Cだけど、将来的にフルサイズに乗り換えたい…って人は、RFレンズで揃えておくのもアリですね。資産になりますし。
よくある疑問:「RF-Sをフルサイズで使ったらどうなる?」
これ、意外と知られてないんですが…
画角が狭くなるだけじゃなく、画質も落ちるんです。
例えばR5みたいな4500万画素のカメラでも、RF-Sレンズを使うと自動的にクロップされて、約1730万画素くらいまで落ちちゃいます。
「せっかく高いカメラ買ったのに、もったいない…」ってことになっちゃうんですよね。
RFとRF-Sの「構造的な違い」はないってホント?
「RFレンズとRF-Sレンズって、マウント形状が違うんじゃないの?」と思っている人も多いですが、実は構造的な違いはほとんどありません。
Canon公式のアナウンスでも、RF-Sは“APS-C専用に設計されたRFレンズ”という位置づけになっており、マウント自体は共通。つまり、物理的にはRFマウントのカメラにどちらも装着可能なんです。
違いがあるとすれば、イメージサークルの大きさ。
RF-SレンズはAPS-Cのセンサーサイズを前提に作られているため、フルサイズ機で使うと、センサーの端まで光が届かず、画角が狭くなる(クロップされる)んですね。
実際、RF-SレンズをR5やR6などのフルサイズ機に装着すると、自動的に1.6倍クロップモードになります。これはセンサーの一部しか使わない設定になるということです。
APS-C機でRFレンズを使うのはアリ?
逆に、APS-C機(EOS R10やR50など)でRFレンズを使うこともできます。ただし、画角が1.6倍になるため、例えば35mmレンズを使うと、実質56mm相当の画角になります。
この性質をうまく活かせば、中望遠的な感覚で使いたい人にはメリットにもなります。ポートレートやスナップ撮影で程よい距離感を得たいときには、むしろちょうどいい画角になることもあります。
まとめ:レンズ選びはマウントだけでなく“センサーサイズ”も大事
CanonのRFマウントは、RFとRF-Sでレンズが2系統に分かれてます。でもマウント自体は共通なので、物理的にはどっちも装着可能です。
ただし、センサーサイズの違いによって、使い方・活かし方が全く違うんです。
カメラに合ったレンズを選ぶことで、性能を最大限に引き出せるし、無駄な出費も防げます。
「RFレンズとRF-Sレンズ、買うならどっちがいい?」って悩んだとき、この記事が参考になればうれしいです。