エドマリス王、その後どうなった?【転スラ・アニメ版まとめ】

『転スラ(転生したらスライムだった件)』を見ていて、ふと気になりませんでした?
「ファルムス王国のエドマリス王って、あのあとどうなったんだろ?」って。

実はこの人、なかなかに波乱の末路を迎えるんです…。

王位を追われたエドマリス王

テンペストへの侵略戦争に乗り出したエドマリス王。
でも、リムルたちの反撃にあって敗北。しかも、テンペスト側の怒りを買って、多くの兵士が“虐殺”という形で命を落とします。

当然、ファルムス国内でも責任問題が浮上。
結果、エドマリス王は弟・エドワルドに王位を譲って退位することになります。
それだけじゃなく、戦争の責任を問う貴族たちにも追い詰められ、完全に孤立。

エドマリス王とは?生い立ち・性格・行動を詳しく解説

ここからは、ファルムス王国の元国王・エドマリスについて、もう少し深く掘り下げてみます。

生い立ち:王族としての誇りと責任

エドマリスは、代々王家に連なる家系に生まれ、王位継承者として育てられてきました。
政治や軍事に長け、若い頃から「王としての器」を意識して行動していたようです。
ファルムス王国の繁栄と勢力拡大が使命――そう考えていた節がありますね。

性格:野心家で猜疑心が強い

一言でいえば「野心家」。
魔物の国・テンペストを見て「いま潰しておかないとヤバい」と本気で思ったわけです。
ただし、警戒心や猜疑心もかなり強く、他人を信用しないタイプ。
味方の進言すら聞き流す場面も多く、まさに「暴走型のトップ」だったかもしれません。

テンペスト侵攻という賭け

テンペスト連邦国の台頭に危機感を抱いたエドマリスは、他国の聖騎士団や貴族と手を組み、大規模な侵攻を仕掛けます。
ですが結果はご存じの通り――リムルの怒りに触れて大敗北。

しかも、ここがへんこ。
リムルはこの戦いで“魔王化”という次のフェーズに入ってしまいます。
つまりエドマリスは、自分の無謀な戦争で、最も怒らせてはいけない相手を“覚醒”させてしまったわけです。

その責任を取る形で退位することになります。

退位後の行方と噂

退位後、エドマリス王の消息は公には出てきません。
ただし、小説やアニメの描写からは「マリウス」という偽名で再登場している可能性も示唆されており、完全に物語から退場したわけではないようです。

かつての王が、名もなき補佐役としてヨウムを支えている…そんな姿がもし本当なら、皮肉というか、感慨深いですよね。

エドマリス王の人物像

リムルと対照的に、エドマリスは“旧時代の王”という印象が強いです。
権威と武力に頼る支配。そこには新たな秩序や対話の余地はなかった。

でも、だからこそ彼の失敗が際立ち、リムルの存在が際立つ。
エドマリス王の物語は、ただの「悪役」で片付けられない深みがありますね。

「どうする、元国王…?」

助けたのは、かつての敵

で、ここで登場するのが“ディアブロ”。
リムルの命を受けて、エドマリス王の処遇をどうするかを任されていた悪魔です。

ディアブロは、混乱するファルムスを安定させるため、ヨウムを“新王”として立てることを画策。
そして、エドマリス王はそのヨウムに“助けられる形”で命を拾います。

つまり、エドマリス王がヨウムに頭を下げたんじゃなくて、
ディアブロがそういう筋書きにした、というわけなんです。

完全に“利用された”立場なんですよね…。

ディアブロとの関係性

ディアブロとエドマリス王は、立場的には交渉相手と敗戦国の代表。
ただし、その実態はもう一方的。

ディアブロは一切の感情なく、圧倒的な力と交渉術で王を追い詰め、
最終的には「退位させて、ヨウムの下につける」という形で完全に掌握します。

このへん、アニメ版だとディアブロの黒幕っぷりが際立ってましたよね…。

ちなみにアニメ版では、エドマリス王は処刑されたtp言う描写はありません
ディアブロの采配で退位し、ヨウムに政権を譲る形で物語が進みます。

ただし、Web小説版や原作には「実は処刑された(ように見せて生き延びた)」という別の展開もあり、
ファンの間では『マリウス=エドマリス』説がささやかれています。

アニメだけだとスッと終わった印象ですが、深掘りしていくと意外と濃いドラマが隠れているのが、この作品のおもしろさなんですよね。

まとめ:権力の末路

かつては一国の王だったエドマリス。
でも自らの欲と慢心によって、すべてを失い、
最終的には“操られる立場”にまで堕ちてしまいました。

「転スラ」って、こういう権力の移り変わりや、誰が本当の“勝者”なのか?ってところも面白いんですよね。

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