近本光司と辰己涼介、同じ高校からプロへ!ゴールデングラブ賞で注目の2人を比較
本日、2024年のゴールデングラブ賞が発表され、多くのファンが選手たちの守備力に改めて注目しています。その中でも話題を集めたのが、楽天イーグルスの辰己涼介選手と阪神タイガースの近本光司選手。実はこの2人、同じ兵庫県立社高校の出身でありながら、異なる道を歩んできた選手たちです。特に2018年のドラフトでは、阪神が辰己選手を指名したものの交渉権を逃し、その後近本選手を獲得したという縁もありました。
現在、両選手はそれぞれのチームで守備や打撃で重要な役割を担っています。本記事では、ゴールデングラブ賞を機に、辰己選手と近本選手のアマチュア時代の実績やプロ入り後の活躍を比較し、それぞれの特徴と魅力を掘り下げていきます。両選手の歩みから、プロ野球の奥深さを感じてみましょう。
楽天の辰己。顔面金色って、やりすぎやろ。
この選手を阪神は、ドラフト1位のくじを外して近本を獲得。
ちなみに、近本は辰己の高校の2年先輩。
先輩、喝入れたって!#辰己涼介 #近本光司 pic.twitter.com/BlI93gTSX4— うまとらたけ (@umatoratake) November 28, 2024
阪神の近本が4年連続GG賞「嬉しく思います」高校の後輩、楽天・辰己の金ピカ姿には苦笑い/阪神タイガース/デイリースポーツ online https://t.co/GdFdrbYS9O #阪神 #tigers #阪神タイガース #タイガース #デイリースポーツ #DailySports
— デイリースポーツ (@Daily_Online) November 28, 2024
阪神が辰己を外して近本を獲得。その背景と現在の評価
2018年のドラフトでは、阪神タイガースが辰己涼介選手を1位指名しましたが、抽選で交渉権を逃し、最終的に近本光司選手を1位指名して獲得しました。この選択が話題となり、両選手のアマチュア時代から現在に至るまでの実績や評価が注目されています。本記事では、辰己選手と近本選手の経歴やアマチュア時代の実績、そしてプロ入り後の活躍を比較し、それぞれの魅力を掘り下げます。
アマチュア時代の実績比較
まずは、両選手の高校から社会人、大学時代までの経歴を見ていきます。
辰己涼介選手のアマチュア時代
辰己選手は兵庫県立社高等学校でプレーし、1年生からレギュラーとして活躍しました。通算20本塁打を記録し、打撃でも実力を発揮しましたが、甲子園出場は叶いませんでした。
立命館大学では1年生の春からレギュラーに定着し、通算95試合に出場。打率.324、7本塁打、58打点、21盗塁を記録しました。ベストナイン4回、首位打者1回のタイトルを獲得し、2年生時には日米大学野球日本代表にも選出されています。大学球界を代表する選手として注目を浴びました。
近本光司選手のアマチュア時代
近本選手も同じ社高でプレーし、3年生時には主将を務めました。しかし、甲子園には出場しておらず、高校時代は辰己選手に比べると目立った成績は残せていません。
その後、近畿大学に進学し、卒業後は社会人野球の大阪ガスに入社。都市対抗野球大会ではチームの中心選手として活躍し、打撃賞を受賞するなどプロスカウトからも高い評価を受ける存在になりました。特に社会人野球での経験が、プロでの即戦力としての活躍に繋がっています。
プロ入り後の活躍比較
近本光司選手のプロ実績
2019年、阪神に入団した近本選手は1年目からセ・リーグ新人安打記録を更新する159安打を記録。新人王を獲得こそ逃したものの、その後も盗塁王、最多安打、ゴールデングラブ賞、ベストナインなど数々のタイトルを獲得しました。
特に2023年は盗塁王に加えて日本シリーズMVPを受賞し、阪神のリーグ優勝と18年ぶりの日本一に大きく貢献。その総合力の高さは球界トップクラスと評価されています。
辰己涼介選手のプロ実績
辰己選手は楽天に入団後、1年目から外野のレギュラーに定着。特に守備面での評価が高く、2021年にはゴールデングラブ賞を受賞しました。強肩と広い守備範囲はリーグでもトップクラスです。
打撃面では近本選手に比べるとまだ発展途上の部分がありますが、年々成績を向上させており、今後の飛躍が期待されています。
人気と年俸の違い
近本選手は阪神ファンから絶大な支持を受けており、特に2023年の活躍でその人気は全国区に拡大しました。2024年の推定年俸は3億2,000万円とされ、球団史上最速で3億円を超えました。
一方、辰己選手も楽天ファンから愛されていますが、全国的な知名度や人気では近本選手に劣る部分があります。2023年時点での推定年俸は約5,000万円とされ、近本選手との差が現れています。
阪神のドラフト判断は正しかったか?
結果的に阪神は辰己選手の交渉権を逃したものの、近本選手を指名したことは大成功だったと言えます。即戦力として1年目からチームに貢献し、2023年には中心選手として阪神を日本一に導きました。
一方、辰己選手も守備力では近本選手に引けを取らない選手であり、楽天の外野守備の要として重要な役割を果たしています。打撃面での向上があれば、更なる評価が期待されるでしょう。
まとめ
アマチュア時代の実績では辰己選手が上回っていましたが、プロ入り後の活躍では近本選手が一歩リードしています。両選手はそれぞれ異なる特徴を持ち、所属球団で欠かせない存在となっています。
阪神にとって近本選手はドラフト戦略の成功例であり、楽天にとって辰己選手はこれからの活躍次第でさらに高い評価を得られる選手と言えるでしょう。今後も両選手の進化と、直接対決でのパフォーマンスに注目が集まります。