OLYMPUS PEN E-PL1は名機?今あらためて評価したい“隠れた使える一台
OLYMPUSのE-PL1って、地味だけど「意外といいカメラだった」と感じてる人、けっこう多いんじゃないでしょうか。
僕もその一人です。この記事では、実際に使って感じたE-PL1の評価と、中古で買う際の注意点についてまとめてみました。
E-PL1の評価ポイント:軽さと画質のバランスが絶妙
まず評価したいのは、とにかく軽くて気軽に使えること。
しかも中身はE-P1やE-P2と同じセンサーなので、画質もほぼ同等。ちゃんと「一眼らしい」写真が撮れます。
操作もシンプルで、初めてのミラーレスとして十分すぎる内容。
重すぎず、難しすぎず、「これくらいがちょうどいい」と思える人、多いと思います。
発色の評価は高い。JPEGも十分きれい
オリンパスのJPEGといえば、自然で深みのある色が特徴。
E-PL1も例外ではなく、撮って出しでも十分きれいな色が出ます。
- 青は澄んでいて抜けがいい
- 緑は深くて落ち着きがある
- 赤や黄も派手すぎず自然なトーン
この発色の良さは、今でも高く評価されているポイントのひとつです。
個性は薄いけど、レンズの味が出せる
E-300のような変わり種でもなく、FinePix S2のような個性的なセンサーでもない。
でも逆に言えば、E-PL1はクセが少ないぶん、レンズの個性を素直に引き出せるカメラです。
マウントアダプターを使えばZUIKO DIGITALやオールドレンズも楽しめる。
この“素の良さ”が、玄人からの評価につながっているんだと思います。
E-PL2〜5より印象に残る?
シリーズ後継のE-PL2〜PL5も性能的には進化しています。
でも、「これといった印象が薄い」という声も多いんですよね。
それに比べて、E-PL1は初代の存在感があって記憶に残るカメラ。
見た目の素朴さや“軽さ重視”の方向性も、今見るとむしろ魅力的に思えてきます。
中古で買う人へ。僕の失敗談からの注意点
実は最初に中古で買ったE-PL1、手ブレ補正が壊れてました。
店頭では気づかなかったんですが、帰って撮ってみると画像が微妙に傾いてる。
調べたら、手ブレ補正ユニットの故障でした。
これ、E-PL1では意外と多いみたいで、ネット上でも同じ症状の声が見つかります。
チェックポイント
- 電源を入れたときに「カラカラ」という異音がしないか
- 撮った写真が傾いていないか
- 手ブレ補正のON/OFFがきちんと機能するか
見た目だけではわからない故障なので、中古で買うときは注意が必要です。
一眼デビューに選んだカメラ、覚えてますか?
僕にとってそれが「OLYMPUS E-PL1」でした。
初めてのミラーレス、軽くて持ちやすくて、それでいて写りも悪くない。
地味だけど、意外と良かったんですよね。
この記事では、そんなE-PL1が今でも使えるのか?名機と呼べるのか?という視点から評価していきます。
E-PL1ってどんなカメラ?
2010年に登場したOLYMPUSのミラーレス一眼。
PENシリーズの“Lite”という位置づけで、上位機よりも軽くて簡単、価格も控えめ。
でも中身はしっかりしていて、当時の上位機E-P1/P2と同じセンサーを搭載。
一眼クオリティをもっと手軽に、という狙いで開発されたカメラです。
スペックだけ見ると平凡。でも実際使うと…
- センサー:フォーサーズ(Live MOS)
- 画素数:1,230万画素
- 液晶:2.7インチ
- ボディ内手ブレ補正あり
- フラッシュ内蔵(PENシリーズ初)
- アートフィルター搭載
こうやって並べると「なんか普通だな…」って感じかもしれません。
でも実際に撮ってみると、「あれ?意外と悪くないぞ」と思えるカメラなんです。
発色の良さとJPEGの仕上がり
E-PL1の最大の魅力は、オリンパスらしい発色。
特に青と緑の抜け感が良くて、JPEG撮って出しでもすぐ使える写真が撮れます。
スマホみたいなベタっとした色じゃなく、透明感と落ち着きのある色味。
「色に惚れてオリンパスを使い続けてる」って人もいるくらい、この発色は根強い人気があります。
軽さは正義。いつでも持ち出せる
E-PL1の評価ポイントとしてもうひとつ大きいのが「軽さ」。
カメラが重いと、だんだん持ち出さなくなるんですよね。
でもE-PL1なら、バッグに入れてても気にならないサイズ感と重さ。
「今日は一眼持ってくのはちょっと…」って日でも、E-PL1なら気軽に連れ出せる。
その気軽さが、シャッターを押す回数に直結するんです。
実際、今でも使えるの?
答えは「使える」。特にこんな人に向いてます。
- オールドレンズやZUIKO DIGITALを使ってみたい人
- 軽くてコンパクトなカメラが欲しい人
- JPEG撮って出しで完結したい人
- 中古で安く写真を楽しみたい人
最新機みたいな高感度性能や連写速度は期待できませんが、写真をじっくり楽しむには十分な性能があります。
中古で買うなら注意すべき点
実は僕、E-PL1を中古で買って手ブレ補正が壊れていたことがありました。
そのときは気づかなかったんですが、あとで撮った写真が微妙に傾いてることに気づき…
調べてみたら、手ブレ補正ユニットが故障していたというオチ。
E-PL1は内部で「コトッ」と動く手ブレ補正機構を持っていて、それが壊れると傾きや異音が出ます。
中古でチェックすべきポイント
- 電源を入れたときの音に違和感がないか
- 撮った写真が真っすぐ写っているか
中古で買うときは、この2点を必ずチェックしておきましょう。
地味だけど“外せない”という評価
E-PL1は、派手さも目立った機能もないけれど、今になって再評価されている隠れた名機です。
レンズ遊び用、日常スナップ、ちょっとした散歩カメラ。
一眼を「気楽に楽しむ」にはちょうどいい立ち位置。
「E-PL1ってどうなの?」と思ったあなたに、安心しておすすめできる一台です。</p
まとめ:E-PL1の評価は“地味だけど、侮れない”
尖った機能はないけれど、E-PL1は軽さ・写り・価格のバランスが絶妙。
発色も良く、レンズ遊びにも向いていて、「手軽に写真を楽しむ」には最適の一台です。
中古で状態の良い個体に出会えれば、今でも十分使えます。
「E-PL1ってどうなの?」と気になっているなら、安心しておすすめできますよ。
あとがき:E-PL1って、正直ピンとこない…?
ここまでE-PL1の魅力をいろいろ語ってきましたが、実は僕自身、最初は「なんかピンとこないな…」って思ってました。
写りは悪くないし、軽くて便利。だけど、感動するほどでもない。
クセがないぶん、ちょっと印象に残りづらいんですよね。
E-300やFinePix S2 Proみたいに、触った瞬間「これは面白いぞ」と感じるタイプじゃない。
むしろE-PL1は、“静かに寄り添ってくれるカメラ”という感じです。
だからこそ、派手な写りや操作感を求めると物足りなさを感じるかもしれません。
でも逆に、「今日は気楽に撮りたい」「レンズの味を見たい」ってときにはちょうどいい存在。
気に入るかどうかは、使い方次第。
合わなければ、それも立派な“評価”のひとつです。