【CCDセンサー搭載モデルまとめ】OLYMPUS Eシリーズの“味”を楽しむならコレ!
デジカメの進化はすごいスピードで進んできましたが、「あえて今、CCDを選ぶ」っていうのも、写真好きの楽しみ方のひとつですよね。
今回はOLYMPUSのEシリーズの中から、CCDセンサーを搭載している機種と、そのセンサーの“味”の違いについて紹介していきます。
■ CCDセンサー搭載のOLYMPUS Eシリーズ一覧
モデル名 | 発売年 | センサー | 画素数 | 評価・特徴 |
---|---|---|---|---|
E-1 | 2003年 | Kodak製CCD | 約500万画素 | プロ機。しっとり濃厚な発色と立体感が魅力。 |
E-300 | 2004年 | Kodak製CCD | 約800万画素 | 個性的な横開きデザイン。E-1譲りの深みある色。 |
E-330 | 2006年 | Panasonic製CCD | 約750万画素 | 世界初のライブビュー一眼レフ。描写はやや派手め。 |
E-400 | 2006年 | Panasonic製CCD | 約1000万画素 | コンパクトボディ。海外モデル、日本未発売。 |
E-410 | 2007年 | Panasonic製CCD | 約1000万画素 | 軽快な操作感と派手めな発色。初心者にも人気。 |
E-510 | 2007年 | Panasonic製CCD | 約1000万画素 | 手ブレ補正搭載。E-410の上位互換モデル。 |
※E-420以降はLive MOS(CMOS)センサーに切り替わります。
■ Kodak製CCDとPanasonic製CCDの違いとは?
CCDと言っても、メーカーによって色や雰囲気が全然違います。
大きく分けて、OLYMPUS Eシリーズに使われたのは以下の2種類。
【Kodak製CCD】
- 採用モデル:E-1、E-300
- 発色:落ち着いた、しっとりした濃い色味
- 特に赤や青が絶妙
- 階調も広く、シャドウも潰れにくい
- ややノイジーだけど、フィルムっぽい“味”になる
→ 風景や静物、しっとりとした情景に向いています。
【Panasonic製CCD】
- 採用モデル:E-330、E-410、E-510
- 発色:鮮やかで派手め、コントラスト強め
- JPEG撮って出しでもキレイに見える
- そのぶん白飛びしやすい傾向も
- シャープでデジタルらしい描写
→ スナップやポートレート、旅行写真にぴったり。
■ どちらが優れている?それとも「好み」の問題?
正直、優劣というより「好み」の問題です。
ぼく自身、E-300を使っていて、あのしっとりした階調と、フィルムっぽい赤や青に惚れました。Panasonic製CCDも十分キレイなんですが、「味」が少し違うんですよね。
なので、もし「フィルムっぽい質感が欲しい」「ノスタルジックな色にしたい」って思うなら、E-1かE-300を選ぶのが間違いないです。
一方で、軽快に撮り歩きたい人や、加工せずに明るい写真をSNSにアップしたい人は、E-410やE-510のほうが合うかもしれません。
■ まとめ
- OLYMPUSのCCD時代は、E-1〜E-510まで。
- Kodak製CCDは深みのあるフィルムライクな描写。
- Panasonic製CCDは鮮やかで軽快な描写。
- 写真に「味」や「雰囲気」を求める人には、今でも十分に楽しめるシリーズ!
古いけど、だからこそ今しか出せない“絵”がありますよね。
もし中古で見つけたら、ぜひ手に取ってみてください。撮る楽しさがグッと広がりますよ。