CFカード・SDカードの相性問題を解決!カメラ別の対応容量ガイド
SDカードやCFカードを入れたのに、カメラが認識しない…」 「フォーマットエラーが出るけど、何が原因かわからない…」 こんなトラブルに悩んでいませんか? 実は、カメラとメモリーカードには相性問題があり、すべてのカードがどのカメラでも使えるわけではありません。 特に、CFカードにはType I・Type IIの違いやUDMA(高速転送)の有無、SDカードにはSDHC・SDXCの規格の違いがあり、古いカメラでは対応できないことがあります。 この記事では、カメラ別の対応メモリーカード一覧を掲載し、CFカード・SDカードの相性問題を解決する方法を解説します。 「せっかく買ったカードが使えなかった…」という失敗を防ぐために、ぜひ最後まで読んでみてください!
「SDカードやCFカードを入れたのに、カメラが認識しない…?」
古いカメラを使っていると、「このカードは使えません」「フォーマットしてください」などのエラーメッセージが出ることがあります。
これはカメラとメモリーカードの相性問題によるものです。
この記事では、CFカード・SDカードの相性問題の解決策や、カメラ別の対応容量ガイドを紹介します。
なぜ相性問題が発生するのか?
1. カメラが対応していない規格のカードを使っている
CFカードやSDカードには規格の違いがあり、古いカメラは新しい規格のカードを認識できません。
- CFカード:Type I / Type II / UDMA(高速転送)対応の違いに注意
- SDカード:SD / SDHC / SDXC の規格の違い
2. カードの容量がカメラの上限を超えている
古いカメラは、大容量のメモリーカードを認識できないことが多いです。
一般的な対応容量の目安:
- CFカード → 古いカメラは最大2GB~8GBが上限
- SDカード → 2007年頃までのカメラは最大2GB(SD)、SDHCなら32GBまで
3. フォーマットの違い
メモリーカードはFAT16 / FAT32 / exFATのフォーマットがありますが、古いカメラはexFATをサポートしていません。
- 2GB以下 → FAT16
- 4GB~32GB → FAT32
- 64GB以上 → exFAT(古いカメラは非対応)
カメラ別 対応メモリーカード容量ガイド
カメラ機種 | 対応メディア | 最大対応容量 |
---|---|---|
Canon EOS 5D | CF Type I | 8GB(FAT32) |
Olympus E-420 | CF Type I | 8GB(FAT32) |
Nikon D200 | CF Type I / II | 8GB(FAT32) |
Fujifilm FinePix S3 Pro | CF Type I / SD | 4GB(FAT32) |
Panasonic LUMIX DMC-FZ50 | SDHC | 16GB(FAT32) |
相性問題を解決する3つの方法
- ① カメラに対応した規格のカードを使う(SD / SDHC / CF Type I などを確認)
- ② 容量オーバーのカードはFAT32フォーマットして試す(exFATではなく)
- ③ 互換性の高いメーカーのカードを選ぶ(SanDisk、Lexar、Transcend など)
カメラがSDカードを認識しないときのチェックリスト
SDカードを入れても「カードが認識されません」「フォーマットしてください」などの表示が出るときは、以下のポイントをチェックしてみましょう。
- SDカードが正しく挿入されているか(カチッと音がするまで押し込む)
- SDカードの端子に汚れや傷がないか(柔らかい布で軽く清掃)
- ロックスイッチが「LOCK」になっていないか(解除する)
- 別のカメラやパソコンで読み込めるか(カードの故障を切り分け)
メーカー別によくあるSDカードの相性問題
Panasonic LUMIXシリーズの場合
Panasonicの一部カメラでは、SDHCカード(4〜32GB)は対応していても、SDXC(64GB以上)やUHS-I規格のカードは認識しないことがあります。
また、パソコンでexFAT形式にフォーマットされたカードは、対応外のカメラでは読み込めません。
対策: SDHC(32GB以下)のカードをFAT32でフォーマットし、カメラ本体で再フォーマットして使用してください。
フォーマットで改善する場合の手順
SDカードが認識されない場合でも、フォーマットをやり直すことで改善することがあります。以下はWindowsでの手順です。
- SDカードをパソコンに挿入
- エクスプローラーからSDカードを右クリック →「フォーマット」を選択
- ファイルシステムを「FAT32」に設定(64GB以上のカードは「exFAT」になるので注意)
- 「開始」をクリックしてフォーマット
※注意: フォーマットを行うと中のデータは消去されます。必要なデータは事前にバックアップを取っておきましょう。
SDカード自体が故障しているケースも
SDカードは書き込み回数に上限がある消耗品です。長く使っているカードや、激しく抜き差ししていたカードは内部的に劣化している可能性があります。
ほかの機器でも認識されない場合は、カードの寿命と判断し、新しいSDカードに交換しましょう。
よくある質問(FAQ)
-
SDカードを入れてもカメラが認識しないのはなぜ?
- カメラとSDカードの規格やフォーマット形式が合っていないことが原因です。古いカメラではSDHCやSDXCに対応していないことがあります。
- 古いカメラで使えるSDカードの最大容量は?
- 一般的に2007年以前のカメラは2GB(SD)、2008年以降は32GB(SDHC)、2010年以降は64GB以上(SDXC)に対応しています。
-
SDカードをフォーマットすれば使えるようになりますか?
- はい。PCやカメラでFAT32形式にフォーマットすることで改善する場合があります。ただし、データは消えるので注意してください。
-
PanasonicのカメラでSDカードが使えないのはなぜ?
- Panasonicの一部機種はSDXCやUHS-Iカードに対応していないことがあります。また、exFAT形式だと認識しない場合もあります。SDHC(32GB以下)をFAT32で使うのが安全です。
まとめ
- 古いカメラはCFカードやSDカードの規格・容量に制限があるので、対応カードを選ばないと認識しない。
- FAT16なら2GBまで、FAT32なら8GB~32GBまでが目安。
- UDMA対応CFカードやSDXCは非対応のカメラが多い。
相性問題を解決して、古いカメラを快適に使いましょう!