OLYMPUS PEN E-PL1のグリップをコルクシートで補修してみた
今回は、経年劣化でグリップのラバーが浮いてしまったOlympus E-PL1を、
コルクシートを使って補修してみました。結果からいうと、「案外いいかも」です。
なぜラバーは劣化するのか?
カメラのグリップに使われているラバー素材(特にポリウレタン系)は、
経年劣化で加水分解やベタつき・硬化が起こりやすい素材です。
特に手で触れる部分は、皮脂や湿気、温度変化、紫外線などの影響を受けやすく、
数年で劣化が始まることもあります。
劣化の主な原因
- 素材の加水分解(湿気と反応してベタつく)
- 紫外線による劣化(色あせ・ひび割れ)
- 汗や皮脂による変質
- 保管環境の温度・湿度の変動
予防・対策は?
- 乾燥した場所で保管する(密閉+除湿剤がおすすめ)
- 使ったあとは軽く拭く(中性洗剤+水で軽く拭くと◎)
- グリップ部分を保護フィルムやカバーで保護する
- すでに劣化が進んでいたら、貼り替えや補修を検討
今回はまさにこの「劣化したラバーグリップ」の補修として、コルクシートを使ったリメイクを試してみました。
補修前の状態
もともとのラバーは硬化して一部が剥がれ、下地が見えてしまっていました。
使ったもの
- コルクシート(2mm厚)… 258円
- 両面テープ(仮止め用)
- 木工用ボンド(仕上げの接着と隙間埋め)
- カッター・ハサミ・ヘラ(なくても指でOK)
作業の流れ
- 元のラバーをできるだけ剥がす
- コルクシートを現物合わせでカット
- 両面テープで貼り付け(仮固定)
- 底面と前面のすき間を、細かくしたコルク+木工用ボンドで埋める
- 一晩放置して完全乾燥させて完成


仕上がり
見た目はこんな感じ。元の黒ラバーとは違い、ナチュラルでクラシックな印象になりました。

使ってみた感想
- グリップ感はとても良好。コルクのザラ感がいい感じ
- 補修感は少しあるけど、かえって愛着が湧く
- シルバーボディにナチュラルカラーのコルクはちょっと浮くかも…でも個性としてアリ
- 試験的にやってみたけど、もう少し丁寧にやれば….
まとめ
材料費は300円以下、作業時間は10分ちょっと。道具も身近なものでOK。
思いつきでやってみたわりに、実用性も見た目も満足できる仕上がりになりました。
次はPowerShot Pro1でもやってみるつもりです!
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