OLYMPUS PEN E-PL1 × オールドレンズで桜を撮る|絞りで変わる世界の見え方

 

ZUIKO AUTO-S 50mm 1.8

春の風景を、あえて古い機材で切り取ってみました。
使ったのは、OLYMPUS E-PL1とZuiko Auto-S 50mm F1.8というオールドレンズの組み合わせです。

このレンズ、安くてコンパクトなのにボケ味がきれいで、特に春の被写体と相性がいいんですよね。

今回は「絞り」を変えながら、狛犬と桜の風景を撮り比べてみました。


使用機材について

  • カメラ:OLYMPUS E-PL1
  • レンズ:Zuiko Auto-S 50mm F1.8(OMマウント)
  • アダプター:MF-2 → マイクロフォーサーズ変換

E-PL1はコンパクトですが、マイクロフォーサーズなので焦点距離は2倍、50mmでも実質100mmの中望遠になります。


作例:狛犬と桜を、絞りを変えて撮る

F1.8(開放)

とろけるような背景のボケ。主役の狛犬がぐっと浮かび上がります。
桜は淡くぼやけて、春の空気感をそのまま写し取ったような写真に。

→ オールドレンズらしい柔らかさと立体感が楽しめます。

ZUIKO AUTO-S 50mm 1.8 2

 

F2.8〜F4

背景の桜が少し見えてきて、写真全体に奥行きが出てきます。
狛犬の質感もしっかり写るようになり、バランスの良い写りに。

→ ボケと解像感のいいとこ取りができる設定。

ZUIKO AUTO-S 50mm 1.8 3

F5.6〜F8

背景の桜や街の建物がはっきり写ってきます。
狛犬はやや背景に溶け込みますが、シーン全体の情報量は増します。

→ 風景的な要素や記録性を重視する場合に有効。

ZUIKO AUTO-S 50mm 1.8 4

絞りだけで印象がガラリと変わる

同じレンズ、同じ構図でも、絞りを変えるだけでまったく違う印象の写真になります。
特にオールドレンズは開放付近の描写に味があって、それを活かすのが楽しい。

古いカメラだからといって侮れません。
むしろデジタルに慣れた今だからこそ、オールドレンズの味が新鮮に感じられます。


おわりに

E-PL1とZuiko Auto-S 50mm F1.8の組み合わせ、軽くて安くて写りが良くて、ちょっとしたお散歩撮影には最高です。

今回は春の桜と狛犬をテーマにしましたが、他の季節や街角スナップでも活躍してくれそう。

古いカメラとレンズ、興味があればぜひ試してみてください。

次回は「E-PL1で背景をぼかすコツ」も紹介予定です!

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